- 2026年 9月 1日
本シリーズ「AIチャットボットとCookie規制・外部送信規律」では、ここまでで、以下のテーマを紹介してきた。
総論:AIチャットボット導入時に確認したいCookie規制・外部送信規律の実務対応
第1回:WebサイトのAIチャットボットにCookieバナーは必要?
シリーズの最終回となる本稿では、導入したAIチャットボットに外部送信規律が適用される場合の実務対応を解説する。
1.実務対応の全体像
まず、実務対応の全体像をみていこう。
外部送信規律が適用される場合、事業者は、Webサイトやアプリの利用者に対し、事前に、クッキー等の利用者情報の外部送信について「確認の機会」を与える義務を負う。
この「確認の機会」の付与については、以下のいずれかの方法により行う必要がある。
① 情報提供
② 事前の同意取得
③ オプトアウト機会の提供

2.利用者に提供すべき情報とは
上記の情報提供・事前同意取得・オプトアウト機会提供のいずれの方法による場合であっても、利用者に対し、
■ 送信される利用者情報
■ 送信先の氏名・名称
■ 利用目的
について情報提供する必要がある。
また、③オプトアウト機会提供の方法による場合は、上記■に加え、オプトアウトの方法等ついて情報提供を行う必要がある。

3.実務担当者が確認すべき3つのポイント
外部送信規律の実務対応の3つのポイントを以下にまとめる。
ポイント1
事前に、利用者情報の外部送信について、利用者に「確認の機会」を与える。
ポイント2
利用者に「確認の機会」を与える方法として、①情報提供、②事前同意取得、③オプトアウト機会提供のいずれかを採用
ポイント3
①~③いずれの方法でも、■送信される利用者情報の内容、■送信先の氏名・名称、■利用目的に関する情報については、提供が必要




