- 2026年 8月 13日
近年、企業のWebサイトでは、利用者からの問い合わせ対応や商品・サービスの案内を行うAIチャットボットの導入が進んでいる。
もっとも、こうしたAIチャットボットは会話内容だけを処理しているとは限らない。サービスによっては、Cookie IDやセッション情報、IPアドレスなどが取得・送信されている場合もある。
そのため、導入にあたっては機能面だけでなく、Cookie規制や外部送信規律への対応も検討する必要がある。
本稿では、AIチャットボットで取得・送信される情報と、Cookie規制・外部送信規律との関係、導入時に確認すべきポイントについて解説する。
AIチャットボットはどのような情報を取得するのか
AIチャットボットで取得される情報は、サービスの種類や設定によって異なる。
会話内容のほか、利用状況の分析などを目的として、次のような情報を取得するAIチャットボットもある。
・Cookie ID
・セッション識別子
・IPアドレス
・ブラウザ情報
・端末情報
・利用状況データ
また、これらの情報がAIチャットボット提供事業者へ送信されるケースも少なくない。
なぜCookie規制や外部送信規律が問題となるのか
AIチャットボットでCookie等が利用される場合には、GDPRやePrivacy 指令との関係で同意取得などCookie規制への対応が必要となる可能性がある。
また、Cookie IDや利用状況データなどがAIチャットボット提供事業者へ送信される場合には、改正電気通信事業法に基づく外部送信規律の対象となる可能性もある。
もっとも、AIチャットボットを導入しただけで、直ちにCookie規制や外部送信規律の対象となるわけではない。必要となる対応は、取得・送信される情報や、その利用目的、実装内容によって異なる。
AIチャットボットが取得・送信する情報などをどのように確認するか
では、AIチャットボットが取得・送信する情報や、その利用目的、実装内容はどのように確認すればよいのだろうか。
AIチャットボット提供事業者の説明資料や管理画面、利用規約を確認することが第一に考えられるが、これらの資料だけでは、実際にどのようなタグが動作し、どのようなCookie等が利用されているかまで把握できない場合がある。
そのため、Cookie規制や外部送信規律への対応を検討する際には、管理画面や利用規約だけで判断するのではなく、実際のタグや通信内容を確認することも考えられる。
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本記事ではAIチャットボットに関する法的論点の全体像を解説しました。詳細については、以下の個別記事をご覧ください。




