EUからの視察者パスポート情報の適法根拠


質問

欧州の取引先企業の方が 日本への視察に来られる際に当社重要施設の見学を実施する場合の個人データの取扱に関する質問です。 本人確認のためパスポート情報(パスポートのコピー)を事前にお送りいただいています。受領の方法として、(1)直接日本にメール送信、(2)現地事務所で受け取る場合があります。この場合に同意をとる必要があると考えておりますが如何でしょうか?
(この欄で紹介するQ&Aはこれまで多くのお客様からお寄せいただきました代表的な質問です。)

回答

結論から申し上げますと、当業務の適法根拠は「同意の取得」ではなく「正当な利益の追求」として整理すべきです。
「同意の取得」に適法根拠を求めるとデータ主体である視察者は同意をいつでも撤回できますが(7条3項)、この場合、重要施設の立ち入りについて本人確認ができなくなります。
一方で「正当な利益の追求」を適法根拠とする場合…

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