- 2024年 11月 21日
IIJでは前回の2021年7月14日版に続き、日本企業からお問合せの多い①41ヵ国・地域、②20調査項目を対象に、この度「世界のプライバシー保護規制調査レポート【1月19日更新】」の更新版を作成しました。なお、前回2021年10月15日版からの更新箇所はサウジアラビアのみになります。
今回も世界各国のData Protection Officer(”DPO”)またはChief Privacy Officer(”CPO”)の設置義務について調査しており、設置義務を課している国・地域は、下記の3つに分類できるようです:
1. DPOまたはCPOを設置する義務あり | EEA、英国、イスラエル、インド、インドネシア、カナダ、シンガポール、タイ、アラブ首長国連邦(ドバイ)、ニュージーランド、フィリピン、ブラジル、メキシコ、ロシア、中国、南アフリカ、台湾、韓国、ラオス、アラブ首長国連邦(アブダビ)、ナイジェリア、サウジアラビア |
2. DPOまたはCPOを設置することを推奨(設置による義務の免除がある場合を含む) | アルゼンチン、ケニア、スイス、バーレーン |
3. DPOまたはCPOを設置する義務、もしくは推奨するような条項は現状見当たらない | カリフォルニア、オーストラリア、カタール、カンボジア、トルコ、ベトナム、マカオ、マレーシア、ミャンマー、日本、香港、バングラデシュ、スリランカ、バージニア、コロラド |
※EEAと英国のDPOは独立的な立場としてそれ自身責任を負わないのに対して、それ以外の国の責任者はプライバシー保護に責任を有する立場となります。
グローバルマップ上で上記3分類を国・地域別に色付けすると、下記の通りとなります:
DPOまたはCPOの設置義務の詳細情報については、下記レポートの「DPO設置義務」にて確認可能となっています:
3分で分かる 世界のプライバシー保護規制調査レポート
BizRis有料会員のメリット
GDPRや中国CS法、カリフォルニア消費者プライバシー法に関するコンサルティングを行っている専門家が、プライバシー保護規制のちょっとした疑問からドキュメントの作成支援に至るまで、BizRis有料会員様の実務上の様々なご相談にお答えします。