出張者の航空券、ホテル手配等の業務委託

質問

当社の従業員が業務のために出張する場合、旅行代理店A社に航空券や宿泊の手配を依頼しています。このような手配のために従業員の個人データを取り扱うことについては、従業員から同意を取得していますが、他に適当な適法根拠はあるでしょうか？出張手配で取得する個人データは、以下のとおりです。
航空券手配：氏名、連絡先、現住所、パスポート情報、等
ホテル手配：氏名、連絡先、現住所、等
（この欄で紹介するQ&Aはこれまで多くのお客様からお寄せいただきました代表的な質問です。）

回答

会社の従業員が社命に基づき業務のための出張することは、社会通念上当然のこととして認めらており、このような業務出張に伴う従業員の個人データ処理は、「管理者（御社）の正当な利益の追求のために必要であること」（GDPR第6条第1項(f)）を適法根拠として行うことができます。
なお、現在、業務出張に伴う個人データ処理は従業員の同意を得て行っているとのことですが…